以下に記載している数行のプログラムでWEBのファイル管理機能を利用できます。
画面のイメージはexplore風です。ドラッグ&ドロップのファイルアップロード、複数ファイル&フォルダのアップロードとダウンロード、右クリックメニューなどの機能があり、使用感がとても良いです。
背景elFinderは広く知られているファイル管理ツールです。javaScriptとphpで作成されています。elFinderのサイトはこちら。
Javaでそれを利用する場合、コネクターを作成する必要があります。efwは、elFinderのjavaScriptライブラリをカスタマイズして、コネクターを加えて、jspタグの形でjarファイルにまとめました。elFinderのサイトに記載されている「3rd party connectors」の一つです。
jarを入手mavenからダウンロードできます。
io.github.efwgrpefw4.07.000jdk15以上の場合、関連jarが必要です。
org.openjdk.nashornnashorn-core15.4efwのelFinderタグ使い方は簡単です。最小限の書き方は前述のようです。home属性は、WEBアプリのWEB-INF/efw/storageフォルダに対する相対パスです。絶対パスで実行する場合isAbs属性をtrueにします。
elFinderからファイルを削除するとPC上から消えてしまうため慎重に行いましょう。
制限の紹介実プロジェクトの利用実績により判明している制限をいくつか説明したいです。
アップロードファイルの容量一回でおよそ200-300MBのサイズはアップロードできます。複数回アップロードは可能です。ダウンロードもアップロードと同様のサイズです。ギガファイル便のようにサイズ無視のファイルアップロード&ダウンロードには対応しておりません。
elFinderの場合、ファイル分割アップロードの技術を利用しているため、さらに大きなサイズのアップロードが可能となっています。大きなサイズが必要であれば、elFinderのほうを利用してみてください。それはjavaではなくphpです。
ファイル数の制限これについて具体的な数字はまだ整理できていませんが、1つのフォルダに大量のファイルがあるとそのサイズをうまく読み取れずエラーが発生します。例えばhomeの設定をc:\windowsフォルダにするとエラーが発生します。elFinderの場合、フォルダサイズでの取得をやめてエラーを回避しています。
1つフォルダ直下に数千数万のファイルがあると、それを表示するためのJSONデータが巨大になってメモリオーバが発生することも想定されます。
説明APIの詳細は以下のリンクです。https://github.com/efwGrp/efw4.X/blob/master/help/tag.elfinder.md絶対・相対パス、保護有無、ホームフォルダの設定、読取り専用フラグの切り替えがメインの属性とメソッドです。絶対パス保護なしにすると、インターネットの場合きわめて危険です。ブラウザーコンソールjavaScript実行の簡易ハッキングを想定して、ホームフォルダ名に「..」を発見するとエラーが発生します。また保護モードで、ホームフォルダと読取り専用フラグを設定した場合もエラーが発生します。
上記エビデンスのプログラムは以下のリンクから取得できます。
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