Google の会話型人工知能「Gemini(ジェミニ)」の使い方を説明します。
画像付きでAI初心者さんにもわかりやすく解説していきます。
「画像生成はできる?」「日本語対応してる?」「Google アシスタントとの違いは?」などの疑問についても説明していきますね。
Gemini とは Google の 会話型人工知能(AIチャットボット)のことで、以前は Bard(バード)と呼ばれていましたが、Gemini に変更されました。いわゆる後継モデル。
そのため「あなたの名前は何ですか?」と聞くと「Bard です。Gemini と呼ばれることもあります。」と答えることがあります。どっちやねん。※2024/7/21 時点
Android スマホで質問した際には「名前はない」と答えたので、定まるまでもう少し時間がかかりそうです。
※本来の発音はジェミナイらしいけど日本では「ジェミニ」で落ち着きそう。
お察しの通り、Gemini は2024/7/21 時点では、まだ成長段階で進化の途中といった感じ。
基本、無料で使えますが、ChatGPT のように有料版の「Gemini Advanced」も公開されています。
今回は Android スマホアプリの Gemini(無料版)の使い方について説明していきますね。
スポンサーリンク 【Gemini は画像生成できるのか?日本語対応は?】◆Gemini で画像生成はできる!やり方と注意点【Gemini インストール&使い方】【Gemini 活用法の紹介】◆魅力的な記事タイトルを考えてもらう◆記事の下書きを書いてもらう◆詩や短歌、俳句を作ってもらう◆画像から文章を読み取ってもらう【Gemini と Google アシスタントとの違いについて】【まとめ】 【Gemini は画像生成できるのか?日本語対応は?】今、人気があるのは画像生成AIですが、気になるのは Gemini も画像生成できるのか?ですよね。
結論から言って現時点ではまだ日本語版での画像生成はできません。※日本語版 2024/7/21 時点 ※英語で風景画なら生成可能
日本の言語モデルにおける画像生成機能は「開発段階」だそうです。
しかし、2024年 秋ごろには画像生成機能もリリース予定だそう!これは楽しみですね。
◆Gemini で画像生成はできる!やり方と注意点実は、Gemini は今でも「英語」で「風景」なら画像生成可能だったりします。
英語入力が必要なので、入力した文章を「英語に直して」と頼み、それをまた入力すれば画像生成してくれます。※説明の順序が逆になってしまいますが、このあとインストール方法もちゃんと説明してありますのでご安心を。
画像生成 例:
1.「実写風で西洋風の大きなお城の絵を描いてほしい」これを英語にしてください。と入力します。
2.いくつか英文の例を挙げてくれるのでコピーする。
3.英文をそのままペーストすれば画像生成してくれます。うまくいかない場合は違う英文を試してみるか、最初の文章をより具体的なものに変えてみましょう。
注意点:
・ファイルがjfif形式なので扱いづらい。
・日本語版での画像生成機能が無料版かどうかは不明。
・日本語版での画像生成機能の利用規約がわからないためルールがはっきりするまで待つのが無難。
また、現時点では「棒グラフ」「円グラフ」をそのまま描くこともできません。※テキストベースのグラフならできる
Gemini は日本語対応していますが、「日本語モデルにおける画像生成機能は開発段階」ということもあり、すべての機能がちゃんと使えるようになるまではあともう一歩といった印象。
といってもAIの進化は早いですからもうほぼ、日本語に対応しているといってもよいかと思います。あたたかい目で見守ってあげましょう。
【Gemini インストール&使い方】Geminiのインストール方法と使い方の基本を解説します。
※アプリ情報は2024/7/22時点のものとなります。予めご了承お願い致します。
Android スマホで Google アシスタントを起動しようとすると「Gemini を使いますか?切り替えますか?」などと聞かれることはありませんか?
一応、現状では Gemini アプリをインストールしていなくても Google アプリを使って疑似的なGeminiが使えますが、これはいつ使えなくなるかわからないため、やはり Android スマホの場合は「Gemini アプリ」をインストールしたほうが無難かと思います。(PCではブラウザでOK)
Android スマホで Gemini を使うためには「Google アプリ」を最新のバージョンに更新することが必要です。「Gemini を試してみたいのに使えない」場合は、Google アプリが最新のバージョンに更新できていない可能性があります。
イメージ的には「Gemini」と「Google アシスタント」を「Google アプリ」で管理している感じになります。
なので、Gemini をインストールする前に「Google アプリの更新」を行ってください。
1.「Google Play ストア」で「Google(アプリ)」のページへ行き、「更新」ボタンをタップして最新のものに更新します。
※アプリ情報は2024/7/22時点のものとなります。予めご了承お願い致します。
2.「Gemini」で検索して「Gemini をインストール」します。インストールしたら「開く」をタップします。
・Google Gemini
※アプリ情報は2024/7/22時点のものとなります。予めご了承お願い致します。
3.ここで利用規約同意の画面が現れる場合あり。私の場合は以前に了承していたためここでは表示されませんでした。
ChatGPT を使ったことがある方ならわかると思いますが、会話をするようにチャットを始めましょう。
最初のうちは「質問の例」がいくつか表示されているのでタップして、Geminiとの会話を楽しんでみてください。
GeminiはGoogle アシスタントと比べて「お堅い」印象。Google アシスタントは好きな音楽とかも語ってくれたのにと少し残念な気持ちになるけど、今は進化の途中だからね!
4.基本は「質問をする」→「答えてくれる」のやり取りが Gemini の使い方となります。
質問したいことを入力したら「矢印(紙飛行機?)アイコン」をタップしましょう。
より具体的で細かい質問ほうが、Geminiも答えやすく詳しい回答ができるため、多少のコツは要ります。
5.まずは「あなたの名前は?」「あなたに感情はありますか?」「どんなことが出来ますか?」など Gemini に対する簡単な質問から入力していくとよいかと思います。少しずつ慣れていきましょう。
スポンサーリンク【Gemini 活用法の紹介】せっかく新しい会話型AIを使うのですから、いくつか役立つ方法をご紹介します。
◆魅力的な記事タイトルを考えてもらう趣味のブログや仕事で何かタイトルを考えるとき、Geminiは「かなり」役立ちます。
例えば、「Gboard クリップボード 使い方」というタイトルで記事を書くとき、魅力的なタイトルを5つ考えて!」とお願いしました。
するとこのような案を提示してくれました。
回答は画像の下にもずっと続いていてけっこう考えさせられる内容となっています。
仮に好みのタイトル案でなくても何かしらのインスピレーションを受けることができるのではないでしょうか?
自分の考えを加えつつ修正していけば、自分では思いつけなかった魅力的なタイトルを作ることができるかもしれませんね。
◆記事の下書きを書いてもらうもういっそのこと記事のベースを書いてもらうのもよいでしょう。
著作権などの問題もあるため完コピはNGで、あくまでベースとしてここから自分の考えや経験、言葉で修正していく前提でざっくり下書きしてもらいました。
『「画像生成AIの未来と著作権問題」について500文字程度で記事を書いてほしい』と入力しました。
500文字指定なので画像内に収まり切れませんが、なんだかそれっぽい高尚な記事ができあがりました。普通に負けましたね。完敗です。
ただし、Gemini の答えは絶対正しいということはなく「間違っている内容も多い点には注意が必要」です。
とはいえ、ベースが出来上がっているだけでも修正・追記・再構成が可能なので作業が捗りますよね!より具体的なテーマほど反応も高度な回答になると思うので、お仕事で記事やプランを考える方は是非、活用してみてください。
◆詩や短歌、俳句を作ってもらう「夏、花火、墨田川 を使ってお洒落な俳句を作ってみて」と頼んでみました。
↓Geminiさんの答えはこんな感じ。
『墨堤の 川面に映る 花火かな
墨堤(すみつつみ)は、隅田川沿いの土手を指します。夏になると、隅田川花火大会が開催され、夜空を彩る花火が川面に映し出されます。この句は、そんな美しい光景を詠んだものです。』
いかがでしょうか?いい感じですよね(俳句よくわかんないけど)。
個人的には創作コンテンツ生成が、今のGeminiの一番のウリなのかなと思ってしまいます。
◆画像から文章を読み取ってもらう画像内に文章があってそれをテキストにしてほしい時ってありますよね?
Geminiの、「カメラアイコン」をタップ→「アルバムアイコン」をタップして読み取りたい画像を選択してから「この画像の文章を書きだしてほしい」と頼めば、Geminiが画像内の文章部分を見つけ出してテキスト化してくれます。(※PCでは「画像をアップロード」ボタン)
Google レンズでも同じことができますが、やはり長文になるとGeminiのほうがラクですね。
↓この画像を読み込んで読み取り、書き出しをしてもらいました。
↓テキスト化した文章
『**「Gboard クリップボード 使い方」**というタイトルで記事を書くとき、魅力的なタイトルを5つ考えるというお題です。
魅力的なタイトル5選
Gboardクリップボードで作業効率アップ! 驚きの使い方&活用術
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これらのタイトルは、以下のような点を意識して作成しました。』
※注意:文章は自分で改行して読みやすくしてあります。
実はそのままコピーしただけでなく、こちらに伝わりやすいよう文章を変えてあります。なので、そのままがいい場合は「完全にそのまま書き出して」と言った方がよいかも?
画像内でコピーできない文章をテキスト化することで作業効率がアップする場面はあるはずです。完全コピーした文章をそのままップロードするのは問題になる場合がありますが個人的に保存したり、参考にする分なら大丈夫でしょう。
【Gemini と Google アシスタントとの違いについて】Android スマホにはGoogle アシスタントというサポートAIが備わっていますが、Geminiと何が違うのか気になりますよね?
両方、会話形式のやり取りで似たようなことができますが、まとめると主な違いは以下の通り。
【Google アシスタント】
・話しかけて音楽を流したり、家電を操作、スケジュール管理や天気予報の確認をする
・音声で電話発信、ニュースを読み上げたりする
・専用アプリが不要で、スマートスピーカー、スマートディスプレイなど様々なデバイスで利用可能
・ホームデバイスを操作したり、音声でハンズフリー操作したり、簡単なタスクを行う
【Gemini】
・文章の生成、翻訳、校正、要約をする
・より自然で人間らしい会話が可能
・テキスト、音声、画像の入力に対応
・詩、コード、台本、音楽作品など様々な創作コンテンツの生成
・いまのところ、PCとスマートフォンのみ対応している。※2024/7/22時点
・画像生成が可能(※日本語版では秋以降)
Geminiのほうが、より自分で考えて回答を返してくれるイメージです。
今はGoogle アシスタントの会話のほうが愛嬌があり、柔軟に感じますが、今後はGeminiの会話も同等か、それ以上になるかもしれません。
また、日本語版でも画像生成ができるようになれば「Geminiは画像生成もできるAI」というGoogle アシスタントとのはっきりとした違いが生まれるでしょう。
【まとめ】Gemini の使い方やGoogle アシスタントとの違いについて解説してみました。
正直、完成前に登場しちゃいました感のあるGeminiさんですが、かなり期待大な存在だと感じます。
今は文章関連特化な感じですが、やはり皆さんが気になるのは画像生成の部分ではないでしょうか?2024年秋ごろ日本語対応の予定らしいので、ある程度カンタンな画像生成なら無料版で使えるようになって欲しいところです。
Google の新会話型AI「Gemini」の進化に心躍りますね。(*´▽`*)b
Android アプリ『Google Gemini』をGoogle Play からインストールする
※アプリ情報は2024/7/22時点のものです。
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