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サブネットの計算方法

■例題1:クラスCのネットワークで、サブネットマスク 255.255.255.240 を使用した場合、サブネット数、サブネットあたりのホストの数はそれぞれいくつになるか。A. サブネット16 ホスト16B. サブネット14 ホスト14C. サブネット12 ホスト12D. サブネット8 ホスト32E. サブネット32 ホスト8F. サブネット6 ホスト30G. サブネット30 ホスト6

クラスCのネットワークなので、ネットワークを分割しなければ[255.255.255.0]のサブネットマスクになります。※アドレスクラスは、[IPv4アドレスの表現方法]参照第4オクテットのマスク部分が[240]になっているので、この部分がサブネット化された部分です。

上記の早見図のオレンジ部分を見るとサブネットマスクの[240]は、8ビットのうち左から4ビットを使っていて、残った右側4ビットがホストに割り当てられることがわかります。※サブネット化のイメージは、[サブネットについて]参照

4ビットを使った場合の有効ホストアドレス数は、早見図の青い部分から 16-2 = 14 となります。サブネットの数も考え方は有効ホストと同様に、16-2 = 14 となるのですが、現在は[IPサブネットゼロ]の考え方により、サブネット数は16個に分割することができます。

回答:B (選択肢の中では、これが正解)

■例題2:190.4.80.80、サブネットマスク 255.255.255.128 と同じサブネット上に存在しないのは、次のどのIPアドレスかA. 190.4.80.1B. 190.4.80.50C. 190.4.80.100D. 190.4.80.200E. 190.4.90.1F. 10.1.1.1

第1から第3オクテット部分のサブネットマスクは 255 なので、すべてネットワーク部分です。第4オクテット部分が 128 になっているので、この部分がネットワーク部とホスト部に分割されています。

上記の早見図のオレンジ部分を見ると、[128]はネットワーク部が1ビットとなり、残りのホスト部が7ビットであることがわかります。

ネットワークは2つに分割されており、以下の2つになります。

1つ目 ネットワーク:190.4.80.0/25 有効ホスト:190.4.80.1~190.4.80.126 ブロードキャスト:190.4.80.127

2つ目 ネットワーク:190.4.80.128/25 有効ホスト:190.4.80.129~190.4.80.254 ブロードキャスト:190.4.80.255

この問題では、上記の[1つ目のネットワーク]に含まれないものは何か?と言っているので、回答は、D,E,Fとなります。

回答:D,E,F

■例題3:次のどのサブネットマスクを使えば、クラスBネットワークで、サブネットあたり最大150ホストと、最大164のサブネットを指定できるかA. 255.0.0.0B. 255.255.0.0C. 255.255.255.0D. 255.255.192.0E. 255.255.240.0F. 255.255.252.0G. 255.255.255.192H. 255.255.255.240

まず、問題で[クラスB]と言っているので、サブネットマスクは 255.255.x.x となります。この時点で、A が選択肢から外れます。※アドレスクラスは、[IPv4アドレスの表現方法]参照

次に、[サブネットあたり最大150ホスト]という条件を考えてみましょう。上記の早見図の青い部分から、150ホストを収容するには、8ビット必要なことがわかります。

また、[最大164のサブネット]についても、上記の早見図の青い部分から8ビット必要なことがわかります。

BからHまでの選択肢のうち、ネットワーク部、ホスト部のそれぞれに8ビットずつ必要なので、第3オクテットは全てサブネットマスク、第4オクテットは全てホストアドレス(サブネットマスクなし)ということになるため、B が正解になります。

回答:B

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