ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに、イランが短距離弾道ミサイルを提供していると欧米のメディアが報じたことについてロシア大統領府の報道官は9日、明確な回答を避けました。欧米の複数のメディアは先週、アメリカやヨーロッパの複数の当局者などの話として、イランがロシアに短距離弾道ミサイルを提供していると報じました。ロシア大統領府のペスコフ報道官は9日この報道について記者から問われたのに対し「このような情報がいつも正しいというわけではない」としながらも、「イランはわれわれの重要なパートナーだ。最もセンシティブな分野を含めあらゆる分野で協力と対話を深めている」と述べ、明確な回答を避けました。一方、イラン外務省の報道官は9日、会見で「戦争の当事国に武器を送っているとのわれわれに対する非難を強く否定する」と述べました。これについてEUの報道官は9日「イランの弾道ミサイルのロシアへの運搬についてわれわれは同盟国から信頼できる情報を得ている」と述べています。また、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は7日、ロシア軍はこの秋から冬にかけて、イランから提供された短距離弾道ミサイルでウクライナのエネルギーや軍事、民間のインフラを攻撃する可能性が高いと分析しています。これに関連し、ウクライナ外務省は9日、ウクライナに駐在するイランの臨時大使を呼び、深い懸念を表明したとSNSで明らかにしました。
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ウクライナ情勢 ロシアが軍事侵攻 戦況地図とともに詳しく > 【最新】ウクライナ情勢 ロシアが軍事侵攻 戦況地図とともに詳しく 各国の外交や支援は(9月10日の動き)