美術館の職員三人が話しています。
男1:最近子供の来場者が減ってるよね。小学校低学年ぐらいの子供にも絵に興味を持ってもらえるようにしたいと思うんだけど、何かいい方法ないかな。
女:そうですね。子供向けに作品の説明をパンフレットにして配ったらどうでしょうか。作品の脇にある解説は子供には難しいので。
男1:うん、そうだね。
女:あと、好きな絵を真似て書けるように、画用紙と色鉛筆を貸し出すのもいいかもしれません。もともと絵を書くのが好きな子向けの方法かもしれませんが。
男1:うん。
男2:あのう、子供向けなら遊び感覚のあるものが喜ばれるんしゃないでしょうか。絵をさあっと見るんじゃなく、一枚一枚じっくり見るきっかけになるように。例えば、クイズを出すとか。
男1:なるほど。
男2:あと他の方法としては、入り口で絵の一部分のコピーを数枚渡しておいて、それぞれどの作品かを探すのもパズルみたいで楽しみながら鑑賞できると思います。作るのちょっと手間かかりますが。
男1:子供はそういうの好きそうだね。うん、どの案もいいけど、特に、絵が好きってわけじゃないこの興味も惹けるのがいいね。絵の説明は簡単にしたとしても、小学校1、2年の子に読んでもらうように作るのは難しいから、そうすると、あとのふたつかな。
女:そうです。個人的にはいくらコピーと言っても絵を切るのは抵抗がありますが。
男1:それもそうだね。じゃ、簡単に準備できるほうから始めようか。
この美術館では、子供向けにどんな工夫をすることにしましたか。
1. 子供向けのパンフレットを配る
2. 画用紙と色鉛筆を貸し出す
3. 絵に関するクイズを用意する
4. 絵の一部から作品を探すゲームを用意する。